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空白期間をどうとらえるか?

こんにちは。マインドアップキャリアカウンセラー岡田久美子です。

今日から3月ですね!
毎日コロナのニュースで落ち着かなく不安な気持ちになりがちですが
こんな時こそ必要以上に恐れ過ぎない、
情報に振り回されないように冷静さも大事ですね。

 

 

さてコロナが拡大する前、2月は都内で転職イベントのお仕事でした。
キャリアカウンセリングをさせていただきました。
転職活動を始めると
様々なことを準備しないといけませんね。

 

自分の気持ちの整理や方向性を定める。
転職市場の情報収集や合同面接会への参加
応募書類の作成
面接対策・・などなどです。

 

なかでも応募書類を作成し始めると
自然と面接のことを考えるようになります。
この場合はどう答えるとよいのだろうか?
自分の考えをきちんと伝えられるだろうか?

 

 

そしてもっとも気になるのは
これまでの経歴を振り返ったときマイナス面を発見した時
ではないでしょうか。

 

マイナス面にこだわるとそればかり気になる


Aさんは40代半ばで再就職を考えておられる方でした。
父親は人工透析が必要でほぼ毎日通院の付き添いが必要、母親は
ガンで闘病中で入院していました。
時々弟さんが父親の通院の付き添いを交代してくれましたが、仕事と家庭があり
子育てもあったので、独身のAさんが必然的に両親の看護にあたることになりました。

 

 

一昨年にお母さま、昨年お父様を相次いでお見送りされました。
この間6年間です。
働きたくてもどうしても働けなかった、時折臨時的なアルバイトをするのが精いっぱいで
正規で働く時間を確保できなかったといいます。

 

彼女はこの6年間の空白がどうしても再就職時に
自分にとっては不利になる。
面接に進んでもどう説明したらよいのかわからない。
ココを考えると再就職に応募する勇気が持てないといいます。

 

 

キャリア=人生・生き方として考えて


Aさんが考えるように
【6年間の空白期間】というのは再就職を考えると
大変不利な印象を受けてしまいますよね。
しかし、本当にそうでしょうか?

6年間の空白というのは、社会通念上の【仕事】としての空白期間なのです。
仕事としては空白の6年間でした。これは事実です。
しかしこの6年間彼女は
ほとんど一人で両親の看護を精一杯やってきました。
最後まで看取ることができました。
とにかくこの6年間は嵐のようで毎日無我夢中、いや必死でした。
こうおっしゃってました。

 

この6年間Aさんは【子】として【親の看護】というキャリアを積んできたといえるのです
私のいうキャリアとは社会通念上のいわゆる【仕事】という意味だけではありません。
キャリア=【人生】【生き方】なのです。

 

 

このように考えるといかがですか?
この6年間は決して空白の6年間ではありません。
むしろ、子として両親の看護を全うし、勤め上げたといえるのでは
ないでしょうか。

6年間両親の看護を全うし、見送った自分を認めること。
頑張ったね、私!とほめること。

そして再就職活動時には
事実をきちんと伝えた上で
【次のステップ=仕事】に
6年間の看護経験から得たもの、
将来自分が仕事を通してできること、挑戦したいこと
を伝えることが大切だとお伝えしました。

 

Aさんのようにご両親の看護や介護で仕事を中断せざるを得ない方、
または予期せぬことや様々な事情で
仕事の空白期間が生じることは
長い人生の中ではあることです。

それをマイナスと捉えるか?
プラスに変換できるか?
考え方としては大きな分岐点になると思います。
皆様はいかがでしょうか?

 

 


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